料理の本当の風味が分かる ジルコニアのカトラリー
ZIKICOは「ジルコニア」という鉱物由来のセラミックスに特化したプロダクトブランドです。
ジルコニアには3つの特徴があります。
ジルコニアは、ダイヤモンド・ルビーに次ぐ硬さを持った鉱物由来の素材です。
ジルコニアは、2種類の結晶を内に秘め、それぞれに異なる性質を持ち、外から加えられる力によって柔軟にそれを変えるので、金属の様な硬さとしなやかさを兼ね揃えています。
ジルコニアは、約一四○○度の高温で焼結して作られているセラミックスです。焼物の磁器と同様に金属イオンの溶出がまったくなく、金属アレルギーを起こさない素材です。
宝石の様な硬さ。
金属の様なしなやかさ。
磁器の様なノンアレルゲン。
この3つの特性を併せ持つ「ジルコニア」という素材を一言で表すとすれば『清らかさ』だと私達は考えています。
ZIKICOはジルコニアの『清らかさ』を活かした製品を作り、社会に貢献して参ります。
ブランドの由来
ZIKICO という名前は、「磁器(JIKI)」と「ジルコニア(zirconia)」の『Z』と、「企業(corporation)」の『CO』を あわせた言葉です。
シンボルマークは、2 つの重なったひし形がジルコニアの結晶をイメージしています。
断面がZIKICO の『Z』になっています。
カトラリー開発のきっかけ
鰹節で採ったダシの味見をしたとき、スプーンを使うよりも器から直接口にした方が風味を強く感じました。それによって、金属臭が風味を隠していると気づきました。金属が酸化作用によって脂質を分解し、金属臭を発生させるからです。とはいえ陶磁器や木のスプーンは、使いづらかったり耐久性がなかったりします。そこで、金属よりも高い強度を持つジルコニア・セラミックスでのカトラリーの製作を決意しました。
大量生産前提のプラスチックの加工法を応用したジルコニアの加工法は、型の中に原料を流し込む際のコントロールが難しく、製品にシワができます。その問題に対して私たちは、この技術を「手工業」と捉え直して挑みました。一般的には一つの型から同時に複数の製品を作りますが、私達は一つだけにして、加工時間も長くして解決しました。自動で製品を型から剥がす機構も、製品に傷をつけてしまうため設置せず、一つ一つ手で取り出すことにしました。それに続く焼成の工程で起こる、陶磁器の場合よりも大きな変形に対しては、試作を繰り返すことで専用の台座を開発してコントロールしています。
いずれはジルコニアのカトラリーで、世界中の人に料理の本当の味を知ってもらいたいと思います。
研ぎ澄まされた感覚。
確かな手仕事。
独自の粉末射出成型技術と金型技術によって、美しい曲線を維持したプロダクトが完成します。
ZIKICO製品は、積み重ねてきたノウハウと確かな技能によって支えられています。
会社概要
社名 株式会社 ZIKICO
所在地 東京都多摩市永山6丁目21番地の3
設立 2018年1月11日
資本金 300万円
代表者 代表取締役 山瀬 光紀
取引銀行 三井住友銀行 多摩信用金庫
事業内容 セラミックス製品の製造、販売
会社沿革
2007年: 山瀬光紀が樹脂加工業者在籍中にジルコニアの研究部門を設立。
2015年: 山瀬光紀が前職場にて代表取締役に就任。
2016年: スープスプーンを開発。
2017年: スープスプーンにてグッドデザイン賞を受賞。
2018年: 株式会社ZIKICOを設立。 山瀬光紀が前職場の代表取締役を退任。
スープスプーンにてJIDAデザインミュージアムセレクション賞を受賞。
2019年: SUMU Cutlery Series にてiF Design Award を受賞。
SUMU Cutlery Series にてA’ Design Awards2019ゴールド賞 受賞。
2021年: 世界発信コンペティション技術優秀賞 受賞。
2022年: 計量スプーンにてJIDA デザインミュージアムセレクション賞を受賞。
アクセス
お車で新宿から50分:
中央高速「稲城IC」稲城大橋・稲城出口より20分
電車およびバスにて新宿から60分:
京王相模原線「京王永山」もしくは
小田急多摩線「小田急永山」駅下車。
京王バス・神奈川中央交通「鶴川行」
もしくは「京王多摩車庫行」"南瓜生"下車。